News

コラム

<失業手当>って、退職してすぐに貰えるの?

COLUMN

退職後の所得補償として“失業手当”をご存知の方も多いのではないでしょうか。

在職中に加入していた雇用保険からの給付として支給される基本手当が一般的に失業手当と呼ばれるものです。

原則として過去2年間に12か月以上の加入期間があると失業手当を受給する資格が発生します。

 

しかし自己都合で退職した場合はすぐに受給開始できるわけではありません。

安易な退職を防止する意味合いもあり、原則的に退職してから3ヶ月間は支給されないのです。

その3ヶ月間きちんと求職活動をしてハローワークに報告して初めて支給が開始されます。

 

ただ、上記の自己都合退職による給付制限もこのコロナ禍で見直しが行われました。

例えば『子供が通う小学校が休校になり、出勤することが出来ないので退職するしかなかった』というケースもみられるようになったためです。

令和2年10月1日以降に離職した場合は、自己都合退職であっても(5年間のうち)2回までは給付制限期間が2ヶ月に短縮されるという改正が行われました。

それでも2ヶ月は受給までブランクは出来てしまいますが、これまでよりも早く受給できるようになったのは大きなポイントですね。


最後になりますが、失業手当は申請しないと受給出来ません。

退職したらまずハローワークに行って求職の申し込みを行うこと、

それがなによりもなるべく早く確実に失業手当を受給するために大切なことです。