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「社会福祉法人」とは

COLUMN

「社会福祉法人」と「株式会社」との違いについて、皆さんの気になるところであると思います。

今回は「社会福祉法人」についてご説明していきます。

社会福祉法人

社会福祉事業」を行うことを目的として設立される民間企業です。
社会福祉事業としては更生施設、支援施設、児童福祉施設(保育園)、高齢者福祉事業などさまざまです。
社会福祉法人の設立には、事務所がある都道府県(政令指定都市や中核市の場合は市)の認可が必要です。
地域の多様な福祉ニーズにきめ細かく対応するだけでなく、社会的な支援が必要な人に対し、継続的にサービスを提供していくことが求められています。

そのため、社会福祉法人が行う社会福祉事業は、特に継続性・安定性の部分が重要視されています。

厚生労働省による「平成28年社会福祉施設等調査」(※1 後述) によると、
社会福祉法人が多く経営しているのは、老人福祉施設、障害者支援施設、婦人保護施設、保育所等の児童福祉施設など。

また、ほとんどの社会福祉法人は、地域に密着して運営しているため異動があっても狭い範囲にとどまることが多いのも魅力のひとつと言われています。

株式会社と社会福祉法人の大きな違い

大きな違いは営利団体か、非営利団体かという部分です。
社会福祉法人は地域福祉の充実・発展という「公共性」、利潤を目的としな「非営利性」、事業の持続という「安定性」を特徴としています。
また、ほかの大きな違いをまとめると
①税制優遇があるかないか
②設立手続きの違い
③資本金と人の違い
④事業範囲が限られているか
⑤行政の監督を受けるか
が主な5つの違いです。

 

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