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よく聞く「サブスク」って一体どんなサービス?

COLUMN

最近「サブスク」という言葉を耳にする機会が増えたのではないでしょうか?

サブスクリプションとは、定額料金を支払い利用するコンテンツやサービスのことを指します。

商品を「所有」ではなく、一定期間「利用」するビジネスモデルのことです。日本ではサブスクと略され使用される事が多いです。

サブスク企業も増加傾向にありますが、いまいち「サブスクリプション」がどういったものなのか、明確に理解していない方もいるかもしれません。今回はその「サブスク」について説明していきます。


特徴とサービス拡大の理由

これまでの新聞購読やインターネットのプロバイダー契約など従来の定額制のサービスは、企業目線で料金やサービス内容が決められていたのに対して、サブスクはユーザー目線のニーズにこたえて料金やサービス内容が変化するのが特徴です。

すでに多くの方が利用している動画配信・音楽配信といったサービスだけでなく、住居シェア、カーシェア、美容室の利用、洋服や時計・バッグ・家具のレンタルなどそのサービス内容はますます幅広くなっています。

動画や音楽などの市場では、サブスクの拡大が市場の成長を牽引しています。

例えば音楽市場においては、これまで一曲数百円というダウンロード課金型サービスが主流でしたが、現在では、月額料金を支払うことで聴き放題で利用できるサブスクサービスのシェアが上昇傾向にあります。

総務省の「令和2年版 情報通信白書」、「世界の動画配信市場規模・契約数の推移及び予測」によれば、2019年の定額制以外の動画配信売上高は67.9億ドル。一方で、定額制の売り上げは498.4憶ドルと、数字からもその差は明らかです。

さらに、同資料によれば、定額制の売り上げは2022年までに924.4憶ドルにまで成長すると予測されています。日本においても5Gが登場し普及すると、さらにサブスクサービスが拡大していくことが予想されます。

メリット

◆登録・解約の自由度が比較的高い

サブスクはネットで申し込み、解約することができるサービスがほとんどなので、気軽に始められて、使わなくなったらいつでも解約できます。解約の条件はサービスにより異なるため、条件を確認しましょう。

◆利用頻度が高いほどお得 

定額で利用し放題のため、利用頻度が高いほどコストパフォーマンスが良くなるのもサブスクの良いところです。

◆新たなコンテンツを発見しやすい

定額制なので、これまで手を出したことのなかったコンテンツも試してみやすいという点はサブスクならではのメリットです。

デメリット

◆利用していなくても固定費用が発生

どれだけ利用しても定額料金ですが、反対にまったく利用しない月があっても支払いは発生します。

◆不要なコンテンツも含まれている可能性がある

動画配信や音楽配信などのサービスの場合、興味のあるコンテンツだけを月額料金を抑えて利用するということはできません。まったく興味のないコンテンツも含めた一律の料金を支払う必要があります。

◆解約してしまうと手元に物が残らない

サブスクは、モノを所有するためではなく、「利用する」ために料金を支払っています。したがって、解約すると手元には何も残りません。

有名なサブスクサービスとは

●動画配信サービス

●音楽配信サービス

●電子書籍サービス


サブスクとは、定額料金を支払うだけで「契約したサービスが使い放題」などが実現する、非常にコストパフォーマンスに優れたサービスです。

そのサービス内容は今後ますます幅広くなることが予想されます。

メリット・デメリットを理解したうえで、サブスクを上手く活用し、自分らしいライフスタイルをより充実させてはいかがでしょうか。

また、サブスクを提供する側として、自社で配信サービス等を検討してみるのも良いかもしれません。