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「監査法人」とは・2

COLUMN

「監査法人とは・1」では、監査法人の概要をお伝えしました。今回は監査法人の業務内容について説明していきます。

監査法人の3つの業務

監査法人が行う業務には、下記の3つがあります。
1. 監査証明業務
2. 非監査業務
3. コンサルティング業務(2項業務)
それぞれの業務内容について、解説していきます。

その1・監査証明業務

監査法人のメインの業務は、監査証明です。
監査証明業務とは、企業・団体の決算書・財務諸表が適正かどうかを確認し証明する仕事です。
監査業務には、主に下記の5つがあります。
・監査契約前の予備調査(ショートレビュー)
・監査計画の立案
・各四半期のレビュー業務
・年度末監査・証明業務
・決算期以外の業務

その2・非監査業務

監査法人では、監査以外の業務(非監査業務)も行っています。
非監査業務には、主に以下のようなものがあります。
・株式公開支援業務 (IPO)
・M&A(合併・買収)に関する被買収企業の調査
・内部統制監査や構築支援
・IFRS導入支援
・システム監査
・原価計算業務
・決算早期化のアドバイザリー
・CSR(企業の社会的責任)の指導・助言
・地方自治体に対する包括外部監査
・その他・特定目的の調査

その3・コンサルティング業務(2項業務)

コンサルティング業務では、会計の専門知識を活かして、財務・経営に関する相談に応じます。
財務関係の調査や立案、その他のあらゆる問題に対してアドバイスを行います。
コンサルティング業務は、公認会計士法第2条第2項に沿って行うため「2項業務」とも呼ばれます。
なお監査契約中のクライアントに対しては、独立性・公正性の観点から、非監査業務やコンサルティングを行うことはできません。

 

【公認会計士法】公認会計士の業務について